『そういえば、希望をほとんど満たしている車あるよ。』
ある日、ふと思ったわけです。
『スライドドアで』
『後部座席まで手が届いて』
『デミオより小型で燃費もイイ』
『しかもマニュアルが選べる!』
『何?何?』
『じいちゃんのクルマ』
『・・・えーーー』
そう、じいちゃんが乗ってるアクティ・バンです。
これなら奥さんの希望をほぼ叶えてくれます。
『嫌だ』
『あ、そ。』
話が終わってしまいました。
夢のクルマだと思ったんだけどなー
おわり
『エヌワンでいいかも』
『どうして?』
『だって、後ろの席の子供たちに手が届かないんだよ。』
あれだけ優先事項だったスライドドアを諦めてまで
N-ONEが良いと言い出した経緯をまとめてみます。
■何故エヌボックスを止めたのか。
最近の軽自動車はどれも後部座席の広さを競っています。
広ければ良いってもんじゃないでしょ。
やれ軽自動車ナンバーワンだとか。
高級セダン以上の足元スペースだとか。
ネットや雑誌の評論家さんは皆、
小さな子どもさんが居ないのでしょう。
私も実際、妻に言われるまでそうでした。
「広ければ良い」って思っていました。
でも、本当はそうじゃなかった・・・。
そしてカタログでもこう謳います。
確かにめちゃくちゃ魅力的です。
公園行けば服を汚したりするのは当たり前。
でもこれって年に数回じゃないですか。
毎日の「手が届かない」ストレスの方が遥かに大きい。
『ジュース開けて』の度にいちいち駐車場に行ってられませんよね。
また、子供がぐずった時に、ちょっと手を握ってあげることもできません。
これが本当に「家族の車」なのでしょうか。
そして後部座席が広いお陰で狭くなった荷室。
ベビーカーはどこに置くの??
雑誌を見るとよく登場するこのシーン。
おいおい待てよ。
皆さんはどうか分かりませんが、
我が家では基本ベビーカーなんて積みっぱなしです。
常に後ろの足元にベビーカーがあるの?
邪魔でしょうがない。
また、シートを倒せば自転車も積めます。
っていうけど、そんな荷物いつ積むの。
後部席には常にチャイルドシート固定なので、
シートアレンジなんか不要です。
我が家の結論として、
■N-BOXは子供が小学生の家庭には最適!
うちにはまだ早い。
ということになりましたので、今回は見送りました。
優先事項の1番が入れ替わったわけです。
①運転しながら後部座席の子供に手が届くこと。
②コンパクトサイズであること(デミオクラス)
③レギュラーガソリン(ハイオク仕様というだけで何故か拒否)
④そこそこの低燃費(リッター15キロくらいは欲しい)
⑤車内の静かさはデミオ同等
⑥走りはデミオ同等以上
⑦スライドドア
そして候補車が入れ替わった。
・トヨタ ポルテ
・トヨタ スペイド
・トヨタ シエンタ
・ホンダ N-ONE
この記事を偶然見つけてくれたあなたが、
もし同じような境遇でN-BOX等のハイトワゴンを買って、
後悔しないために今回はちょっと辛口でした。
次も候補車を検討していきます。
1月12日
さあ、いよいよN BOXの試乗です。
いつものディーラーへ行き。
『NBOX試乗したいんですけど。』
『できればターボ。』
『あと、NBOXプラスも見たいです。』
NBOX+のNAならすぐに試乗できるとの事。
さっそく試乗させてもらいました。
試乗前にぐるりと一周。
『なにこのハッチ!』
確かに車椅子に対応しているかもしれませんが、
これじゃあスーパーの駐車場で開閉できません。
ただ、このNBOX+の方が、荷台がNBOXより広いんです。
リアシートアレンジが多彩な分、荷室スペースが広くなっていました。
『これならベビーカー積めるね。』
そうなんです。
本家NBOXだと後部座席が広くなった代償に荷室が異常に狭い。
ベビーカーを横にして積めない感じです。
『もし、N-BOXにするんならプラスだね。』
『でもリアハッチが大きすぎるよね・・・』
スライドドアを開け、チャイルドシートを移す。
『わー広いね』
もはや広いは当たり前な現代のクルマ。
ドライバーより後部座席優先なんですね。
『でも広すぎる・・・』
『だって、運転席から手が届かないもん』
いや、これには目から鱗でした。
まさに母親目線ですね。
我が家は2人ともまだ幼児なので、
「ジュース開けて」「お菓子の袋開けて」と言ってきます。
そうした時に、今なら信号待ちで
ちゃちゃっと済ましているのが出来なくなります。
さらにダメ押しが、前列ベンチシート。
これにより後ろに振り返って手を伸ばすことが出来ません。
まさか運転前からダメ出し連発とは思わなかった・・・
気を取り直して試乗開始。
『スペーシアより運転しやすい』
『SUZUKIより静か』
『でもハンドル軽すぎ』
奥さんの感想としてはこんなところ。
うん。
良い車です。
軽自動車ナンバーワンもうなずけます。
見た目よりもロールが小さく運転しやすかったです。
『戻ってターボに試乗しよう!』
って事で再びディーラーに戻ると
待ち構えていたのは・・・
N-ONE のターボでした。
さて、前回お話しした通り、優先事項が見えてきた。
①スライドドア(子供たちの乗り降り)
②コンパクトサイズであること(デミオクラス以下)
③レギュラーガソリン仕様
④そこそこの低燃費(リッター15キロくらいは欲しい)
と・こ・ろ・が
困った事に最近の自動車事情に詳しくない。
たまっている楽天ポイントで参考書を買いあさった。
先日試乗した新型フィットのすべても復習
んでもって一応ルノー・カングーのすべても購入
コンパクト選びの本で現状把握をして、我が家の優先事項を当てはめていく。
また、コンビニや書店のリサーチ協力もありがたかった(ただの立ち読み)
すると以下の候補が上がった。
輸入車は費用の面で今回は除外しました。
・トヨタ ポルテ
・トヨタ スペイド
・トヨタ シエンタ
・ホンダ フリード
・ホンダ フリードスパイク
・スズキ ソリオ
・ホンダ NBOX
・ホンダ NBOX+
・スズキ スペーシア
・ダイハツ タント
これらを総称して「プチバン」っていうんだそうですね。
新しい造語だけど、なるほど的を射ている。
『ソリオって亀梨がCMやってるのでしょ?』
『あーそうだね。』
やっぱCMキャラって重要である。
『エネチャージってきゃりーも言ってるよ。』
【普通車で両側スライドドア】
これを満たしているプチバンはソリオとフリード。
(この時点ではシエンタは大っきいと嫁が敬遠)
でも、フリードハイブリッドを私の母が乗ってるので、
家に2台同じクルマは嫌。ということでフリードは除外。
よしSUZUKIに試乗に行こう。